はちみつとレモン。この2つは最強の夢の組み合わせで、この2つが一緒になることによって、まさにスーパーフードが誕生するのです。はちみつ好きなら絶対に外せないこの組み合わせ、秋花秋冬いつでも楽しみたいですよね。
昭和の時代からはちみつレモンはスポーツの味方
昭和の時代のスポーツの差し入れといえば、まず間違いなく「はちみつ漬けのスライスレモン」ではないでしょうか。マネージャーがタッパーに作ってきてくれてきて、試合の合間に選手に食べさせる!スポ根マンガには必ず登場するシーンですね。また、昭和の時代、1986年サントリーから発売された清涼飲料水「はちみつレモン」が大ブームを引き起こし、その名を揺るぎないものにしました。
でも、この「はちみつレモン」って本当に体に良いのでしょうか?何が体に良いのでしょうか?
なんか、はちみつもレモンも体に良いイメージがあって、その二つが一緒だから多分もっと良いに違いないだろう!というだけのイメージですよね。今回は、そんな疑問に答えながら、本当に良いはちみつレモンの作り方を伝授したいと思います。
はちみつレモンは永遠の疲労回復フードだった
はちみつレモンはイメージだけではなく、本当に効果効能が期待できる驚きの食べ物だったんです。それぞれがそれぞれに足りないものを補いながら、2つで大きな力を発揮する、まさに夢の組み合わせだったんですね。世紀のスーパーカップルといったところです。その中でいくつかを紹介しましょう。
はちみつレモンの疲労回復効果はスポーツ時や多忙の人の強い味方です
はちみつレモンにはスポーツによる疲労や、毎日の仕事による疲労感、そんな疲労を回復してくれる効果があるのです。
まず注目すべきなのは、はちみつの糖質。はちみつの主な糖質はブドウ糖。このブドウ糖は単糖類と言ってこれ以上分解する必要がない糖分で、すぐに吸収されエネルギーに変換される性質があるものです。ですから疲労回復するための即効のエネルギー補給パワーがあるんですね。マラソン選手が後半を走り抜くために、35km前後ではちみつスティックを舐めたりするのは有名な話です。
そして合わせて効くのがレモンに含まれるクエン酸。クエン酸は酸性であのレモンの酸っぱさの素ですが、レモンはこのクエン酸を多く含むのですが、クエン酸には疲労回復効果があるのです
ブドウ糖による即効性あるエネルギー補給と、クエン酸による疲労回復のダブルの効果でスポーツ選手など疲れた人を応援してくれるんです。
ちなみに、ブドウ糖は脳のエネルギー源にもなるのですが、疲労で意識が朦朧として判断が鈍ってきた時にこのエネルギー補給で脳が活性化され的確な判断ができるようになるという嬉しい効果もあるのです。驚きですね。
はちみつレモンはダイエット効果が期待できる
レモンに含まれる成分であるクエン酸は糖分や脂肪をエネルギーに変えることにより疲労回復効果があるのですが、このクエン酸の働きで無駄な脂肪が分解されエネルギーに変えられるため美容やダイエット効果も期待できるというわけです。
はちみつレモンは口臭対策になる
レモンに含まれるビタミンCとはちみつの抗菌作用で口腔内での細菌の増殖を防ぎ、レモンの酸味で唾液が多く分泌されることで口の渇きを抑えることで口臭を抑えます。また、はちみつは整腸作用もあるため腸内環境が整い、胃腸が原因の口臭の予防効果も期待できるのです。
はちみつレモンは免疫力を高めてくれて健康的な体を作ります
レモンに含まれるビタミンCの働きで病原菌に対抗し、抗酸化作用により有害な活性酸素から体を守ります。これはアンチエイジングにも繋がりますね。また、はちみつにはグルコン酸が含まれ、腸内の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やす働きがあるため、腸内環境が整い、免疫力の向上が期待できるのです。
はちみつレモンの快眠効果
レモンの皮に含まれるリモネンという成分は、脳からα波を出すためリラックス効果が期待できます。一方、はちみつにはストレスを和らげるセロトニンという物質を分泌させるために必要なトリプトファンを豊富に含んでいます。2つの作用でストレスを取り去りリラックスした快眠が期待できます。就寝の1時間ぐらい前にはちみつレモンを摂ると、一番快眠効果が期待できます。40度ぐらいまでのぬるめのホットはちみつレモンにすると、体も温まりリラックス効果がより高まるでしょう。※温めすぎると熱でビタミンや酵素を破壊してしまうので注意してください。
正しいはちみつレモンの作り方
はちみつレモンの色々な効果をご紹介しましたが、正しい方法で作らなければせっかくの効果も期待ができません。ここではぜひ試して欲しい正しいはちみつレモンの作り方をご紹介したいと思います。
材料は吟味しましょう
まずはちみつは、非加熱の純粋はちみつを準備しましょう。海外産でもこの条件をクリアすれば大丈夫です。次に、レモンですが、農薬が心配されるので、無農薬の国産レモンか、無農薬かノーワックスと明記された輸入レモンを使うようにしましょう。どんなに健康に良いと言われるものでも、材料が悪く、そして作り方を間違ってしまうと、逆に体に害のあるものになることもあるので注意が必要ですよね。
はちみつレモンの簡単レシピ
【準備するもの】🍋
- レモン・・・・適量
- はちみつ・・・適量
- 密閉できる清潔なガラス瓶・・・1個
はちみつレモンは、はちみつとレモンの殺菌作用で長期保存が可能で、約半年間は保存できます。フレッシュな内に食べた方が美味しいので早めの消化をお薦めしますが、それだけ安心安全な食品というわけです。
作り方は、
❶ガラス瓶と包丁を煮沸消毒し、完全に乾燥させて水分が残らないようにします。※まな板も消毒しておきましょう。
❷煮沸消毒し、完全に水切りした瓶に輪切りにスライスしたレモンを入れます。レモンの種は取っておきましょう。
❸レモンがひたひたになるまではちみつを入れます。
❹蓋を閉めて冷蔵保存すれば完成です。※保存は常温ではなく冷蔵保存してください。
作って2〜3日で消費してしまうぐらいの量を作るのでしたら、それほど消毒に神経質になる必要もありません。これはあくまで長期保存しながら少しずつ使っていくことを前提としたレシピです。
はちみつレモンの美味しく体にいい食べ方をご紹介
はちみつレモンは、もちろんそのままレモンスライスを食べても美味しく体にも良いのですが、せっかくですから色々と試してみるのもはちみつレモンの楽しみ方なのでお薦めです。
一番お薦めなのは毎日1枚〜3枚食べることを習慣にすること
はちみつレモンがいかに体に良い食べ物だと言っても、1回食べただけとか、たまにしか食べない!では意味がありません。少しずつで良いので、毎日食べる習慣を身に付けると良いですよ。継続していくことで、免疫力も高まり、健康な体を手に入れることができるでしょう。
快眠効果を期待する食べ方
少し前の部分でも触れましたが、はちみつレモンには快眠効果が期待できます。そのためには、いくつかの注意点があるので詳しくは快眠の解説ページをご覧いただきたいのですが(→その記事はこちら)、簡単に説明しておきますね。
❶食事は睡眠の3時間前程度には済ませましょう。食事は食べ過ぎないこと。
❷睡眠の1時間前にはちみつレモンを自分の好みの量で良いので摂りましょう。漬けてあるはちみつだけ取り出してぬるめのホットはちみつレモンにして飲むとより効果的です。
この2つだけのルールです。これで快眠効果が期待でき、深い睡眠は疲労を回復させてくれて、免疫力も高めてくれるはずです。
料理やデザートに使っても美味しくいただけます
もちろん、ヨーグルトやホットケーキにかけても少し酸味のきいた甘いシロップがわりにもなり、美味しさを楽しむことができます。
料理やお菓子の材料や甘味料の代わりに使っても美味しい料理ができますが、1だけ注意すると、45度以上の高温になる料理やお菓子作りに使う場合は、単なる甘味料として使ってください。高温にすることではちみつレモンの効果を発揮する成分は破壊されてしまうからです。
まとめ
はちみつレモンの驚くべき力、いかがでしたか?甘酸っぱくて、美味しいのにこんなにたくさん体にいい効果が期待できるなんて素晴らしいですよね。気軽にスーパーにある材料で作ることができるはちみつレモン、ぜひあなたの毎日の食生活に摂り入れてみてはいかがでしょうか。