知らないと損するはちみつの基本知識

はちみつアレルギーへの心配はある?

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はちみつにはアレルギーの心配があるのでしょうか?

答えは「ある」です。ただし、過剰に心配する必要はありません。どんな食べ物や物質でも、人によってはアレルギー症状が出ることがあるのですから、特別にはちみつを警戒する必要はありません。金属アレルギーやそばアレルギー、小麦アレルギーなど数多くアレルギーを引き起こす可能性のあるものが身の回りに溢れています。部屋の埃でさえ例外ではないのですから。

でははちみつのアレルギーとはどんなものでしょうか。

最初に言っておきたいのが、よくはちみつの危険性で書かれている乳児へ与えることの危険性ですが、これはボツリヌス菌という菌がはちみつに含まれている可能性への警告ですからアレルギーとは違う次元のものであるということです。このことは別のページで記載していますので、そちらを参照してください。→赤ちゃんにはちみつをあげても大丈夫?

はちみつアレルギーの原因1「蜂毒によるもの」

これは直接はちみつにアレルギー反応が出るものではなく、一度ミツバチに刺されたことがあり、その時にアレルギーが出た人は注意が必要です。はちみつにミツバチの針が混入している可能性がゼロではないからです。

蜂毒は、はちが自分の身を守るために「毒嚢」という器官に溜めている毒性のある物質のことを言います。普通、ミツバチに限らず蜂に刺されると、痛みや腫れ、かゆみを引き起こしますが、数日で回復します。しかしアレルギーのある人は、嘔吐や悪寒、呼吸困難など重篤なアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるんです。毎年夏から秋にかけて、スズメバチに襲われてこのアレルギーが原因で亡くなった方のニュースがテレビなどで話題になることがありますね。

しかし、今まで1度も鉢に刺されたことのない人は、はちみつを食べても大丈夫です。たとえ、ミツバチの針が混入していたとしてもです。

はちみつアレルギーの原因2「摂取や接触によるもの」

はちみつの成分によるアレルギーもないわけではありません。もしそんなアレルギーがある場合は、はちみつを食したり、肌につけたりした時に、口の周りや皮膚などに痒みや腫れ、湿疹が出ます。また、そういった表面的なことではなく、食したりした場合は、腹痛や下痢を引き起こすこともあります。

しかし、アナフィラキーシーショックのように重篤な状況になることはないでしょう。

はちみつアレルギーの原因3「花粉によるもの」

はちみつはフィルターで濾過されていますが、ごく微量に花粉が含まれています。花粉症がのある方の場合、このはちみつに混入している花粉に反応し、くしゃみや鼻水、口内の粘膜の腫れが引き起こされる場合があります。

アレルギーへの対策方法は?

蜂に刺されてアレルギーが出た経験がある人。そして1歳未満の幼児は、まずははちみつを摂取しない、触らない。につきます。

それ以外の人で、摂取してアレルギーが出てしまったら、残念ながらはちみつを食さないのが一番安全な対策です。

しかも、はちみつそのものだけでなく、「はちみつ入り食品」「はちみつ入り化粧品」など加工されているものも摂取しないように注意しましょう。食品には驚くほどたくさんの種類にはちみつが原料として使用されていますから、必ずパッケージの成分表をチェックしましょう。卵や小麦アレルギーのある人がパッケージの裏面で成分確認して購入されるのと一緒ですね。

はちみつが食べられないのは残念ですが、代用品としてメイプルシロップをお薦めします。味や成分は異なりますが、自然の甘味料としては、十分満足いく代用品になるでしょう。ちょっと化粧品としてのはちみつの代用は難しいかもしれませんが・・・・・

以上、とても美味しくて栄養価満点のスーパーフードはちみつですが、注意すべきことは注意しながら、生活に取り入れて快適な毎日を送ってくださいね。

 

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