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マヌカハニーの正しい選び方を分かりやすく解説します

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マヌカハニーの正しい選び方

みなさん、普通のはちみつでさえ、いろいろな種類があって、どれが本物なのか紛い物なのかよくわからないのに、輸入品であるマヌカハニーのことなんでほとんど誰も知らないですよね。

そこで、ここではマヌカハニーの種類や選び方を伝授したいと思います。

マヌカハニーの種類(ブランド)とは

マヌカハニーの選び方の基準としては大きく3つあります。

1)    抗菌作用を表す数値→数値が高ければ高いほど抗菌作用が高い
2)    ブランドマーク→ニュージーランドの3つのブランドマークが信頼できる
3)    求める効果と価格のバランス→良いものほど高価になるので必要に応じたレベルのものを

簡単に言えば、信頼できる3つのブランドマークいずれかが付いている製品で、求めるレベルの抗菌効果レベルのものを購入する。これが正解です。
そして、あとは、その求めるレベルがお財布の予算に合うのかどうかですね。こればかりは個人差があるので、なんとも言えませんが…
では、以下にその数値の意味と、3つのブランドにはどんなものがあるのかを説明していきましょう。

抗菌作用の強さを表す数値とは

健康維持に効果的なマヌカハニーですが、実際に商品を選ぼうとなったときに、少し戸惑うことになると思います。別の行で、マヌカハニーは「抗菌殺菌効果が数値化され、臨床実験により実証されている」と説明しましたが、その数値化は、市販のマヌカハニーに記載されています。
通常100+/250+/400+などといった数値の表示が付いているのですが、説明がないと何が何やらわからないですよね。

この数値の意味するものは、マヌカハニーの抗菌作用のレベルを意味していて、数値が高ければ高いほど抗菌作用が高いことを表しています。この数値も、検査機関によって基準が異なるため、次の項で説明する「ブランドマーク」ごとに数値の表現方法が異なります。しかし、どのブランドマークの商品でも、数値が高いほど、抗菌力高いということは変わりません。
抗菌力が高くなるほど品質が良いことになり、数値が高くなるに比例して、お値段も上がっていくのが消費者にとっては辛い所です。

ニュージーランド産マヌカハニー正規品の証となる3つの「ブランドマーク」


マヌカハニーの原産国のニュージーランドでは、偽物や低品質品の流通を防ぐためにも、検査機関を通して厳しい品質管理が行われています。
そして、その品質を示す指標として「ブランドマーク」と呼ばれる規格が使われ、これが正規品の証となっているので、マヌカハニー初心者は、このブランドマークがついているものを購入すればまず間違いはありません。後は、先ほど説明した数値により、ブランドごとの抗菌力のパワーを比較して購入したらいいわけです。
※ちなみにこのブランドマーク、少し表現は違うかもしれませんが、日本でいうJISマーク(日本産業企画)とかJASマーク(日本農林規格)のようなものだと思えば理解しやすいかもしれません。

ブランドマークには、主に抗菌作用の検査方法によっていくつか種類があります。
ここでは現在ニュージーランド政府が公認する「UMF」「MGO」「MGS」の3つのブランドマークの特徴と数値の指標をご紹介します。
※本当は消費者の立場になれば、このブランドマークを一つに統一してもらえるといいのですが、既に流通や製品企画が複雑になってしまって身動きが取れないのかもしれません。

一覧表とそれぞれのブランドマークを載せましたので購入の参考にしてくださいね。

UMF

「UMF(Unique Manuka Factor)」は、マヌカハニーの抗菌作用を示す規格として最初に生まれた「元祖」とも呼べるブランドマーク。
1998年、マヌカハニー研究の第一人者である、イギリスの生物学者ピーター・モラン博士によって定められた規格です。
博士はマヌカハニーに含まれる特有の強い殺菌力を発見し、その成分を「マヌカ特有なユニークな要素」という意味の「UMF(Unique Manuka Factor)」と名付けたのが始まりです。

「UMF」の製品につけられている数値ですが、これはマヌカハニーの特殊な抗菌作用を医療用消毒液「フェノール液」と比較し数値化されています。
例えば「UMF10+」の場合、そのマヌカハニーの抗菌作用は「フェノール濃度10%」に同等ということになり、数値が上がればそれだけ抗菌作用も高くなります。

MGO

「MGO(MethylGlyOxal)」は、もともとドイツのドレスデン工科大学のトーマス・ヘンレ教授が2008年に発見した抗菌成分で、これは「メチルグリオキサール」に当たるものです。
「MGO」のブランドマークは、「メチルグリオキサール」含有量を表示した規格です。
MGO製品につけられる数値は、「マヌカハニー1kgの中にメチルグリオキサールが何mg含まれているか」を示しています。
例えば「MGO100+」の場合、「1kg当たり100mg」のメチルグリオキサールを含んでいるということになります。

MGS

「MGS(Molan Gold Standard)」は「UMF」を生み出したピーター・モラン博士が認定した最新の規格です。
モラン博士は、マヌカハニーにおいてより正確な抗菌作用の指標確立を求めて、2008年にUMFハニー協会を離れ、2010年に新規格「MGS (Molan Gold Standard)」を成立させました。博士自らの名前をブランドマークに入れることで、博士によるより高い品質の保証を印象付けるものとなっています。

「MGS」は、基本的には抗菌作用をフェノール液と比較した「UMF」と同じ測定方法です。
ですから「MGS」の製品につけられている数値も、医療用消毒液「フェノール液」と比較されて数値化されています。
例えば「MGS10+」の場合、そのマヌカハニーの抗菌作用は「フェノール濃度10%」に同等ということになり、数値が上がればそれだけ抗菌作用も高くなります。

ただし、単にUMF数値を測定するだけでなく、他にもいくつかの新基準を設けており、純度や加熱処理、添加物の有無なども検査対象となっているようです。現段階ではマヌカハニーのブランドマークの中で最も厳格な規格との声もあるくらいです。

「MGS」は、ニュージーランド政府が認定する「ISO17025認定研究所」にて厳しい検査が複数回行われ、その結果が数値表示されます。
また、認定を受けると、モラン博士による検査結果の認定証が発行されます。

UMF /MGO /MGS各ブランドマークの数値比較基準

実際に一つの指標として、「UMF」では「10+」以上、「MGO」では「263+」以上の数値表示がされている商品がお薦めと言われています。
ちなみに、「UMF」と「MGO」を比較した場合、「UMF10+」=「MGO263+」と同レベルの抗菌力となります。
この数値レベルのマヌカハニーでも日常生活において健康維持に役立ち、感染症や傷の治癒に効果ありという研究報告もあります。
しかし、ピロリ菌抑制や消化器官の不快症状改善など、医療行為の補助食品としても活用されたい方は、高額になりますが、より強い抗菌作用が期待できる数値の高いものを選んだ方がよいでしょう。

簡単な比較表を作ってみましたので購入の際の基準として参考にしてください。

良いものを求めると、どんどん高額になってしまいます。大切なのは目的にあったレベルの効果を持つマヌカハニーにすることがなのだと思います。いきなり最高の品質のものを購入してしまうとおそらくオーバースペック(ようは高機能すぎ)で、逆に戸惑ってうまく使いこなすことができないかもしれません。

オススメとしては、まずはマヌカ初心者として、一番グレードの低いところからスタートしてみるのが良いのではないでしょうか。

まとめ

いずれにしても、これらを揃えられているお店は、それなりに知識のあるスタッフがいらっしゃるはずですから、まずはプロに相談して
自分のニーズにあったものを購入されるほうがよいと思います。

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