ランチパック「はちみつ＆マーガリン」の誤表示に思うこと

世の中にははちみつの名を語って販促して、堂々とうられている商品が五万と存在します。流通している商品の表示やデザイン、表現について取り締まるのは景表法や不正競争防止法などですが、ギリギリのグレー表現だと許されてしまいます。でも、悪意がないものがほとんどなので、はちみつ愛好家として怒ってばかりはいられません・・・・

何を隠そう、いつも私が購入する大好きなケーキシロップなんか、安価に作った単なる甘味料なのに「はちみつ風味」ってはちみつの名を語っています。

私ははちみつじゃないと分かって買っているのでいいのですが、中にははちみつだ！とありがたがって買う消費者だっているわけです。

この写真の商品なんて、よくスーパーで見かけると思いますが、見てください「ケーキシロップ」の商品名の下に「メープルシロップ入り」さらには「はちみつ入り」って・・・おーい、美味しい物ぜーんぶ入ってるじゃないですかー。混ぜりゃいいってもんでもないでしょうに。ここまで来ると、もう笑うしかありません。

でも、この商品、私は愛用してますよ。しかし、単なる甘味料として。コスパはいいし、美味しいのは確かですから。いつもいつも本物の高価なはちみつばかりは食べられませんよ・・・・（涙）。

冒頭から何が言いたかったというと、はちみつ好きの皆さんだと思いますが、あまりはちみつに神経質になりすぎるのもよくないですよー！ということ。自分がしっかりとはちみつに関する正しい知識を持って、正しく購入し、正しく使えるのなら、世の中のはちみつ商品にいちいち惑わされたりする必要ないですよーということです。

あー、またこんなややこしい表現してえ〜。と苦笑いするぐらいでいいのです。

というわけで、本題に入りますが、今回ご紹介するニュースもその類の物です。

ネットニュースを見ていたら、かの有名なランチパックの「はちみつ＆マーガリン」のパッケージデザインについて、プロの養蜂家が製造元の山崎製パンに間違いを指摘したというではないですか。早速読んで見ましたが、なんとまーよくこんな間違い見つけたな〜と感心するばかりで笑っちゃいました。むしろ微笑ましいニュースとして書かれていて安心しました。なんか、はちみつ警察みたいに神経質な感じで書かれると、はちみつの印象が悪くなりますからね。ではニュースをご紹介しましょう。

あま～い蜂蜜とマーガリンの塩気が相性抜群の「ランチパックはちみつ＆マーガリン」。昼食やおやつに大活躍の人気商品ですが、パッケージに“思わぬミス”が発覚しました。

発見したのは養蜂家の齊藤さん兄弟。プロでなくては気付けない高難度の間違い探しに「かっこいい」「山崎製パンの対応も素敵」と注目が集まっています。

ミスが見つかったのはパッケージに描かれた「アカシア」の花。アカシア蜂蜜といえば“蜂蜜の女王”と名高い高級品であり、一見間違いがあるようには思えません。

しかし齊藤さんによれば、イラストのような黄色い「ミモザアカシア」は蜂蜜が採れない花であり、アカシア蜂蜜が採取できるのは真っ白な「ニセアカシア（ハリエンジュ）」なのだとか。なんてまぎらわしい……。

間違いに気づいた齊藤さんが山崎製パンに連絡すると、電話口での真摯な対応に加えて、後日お礼の手紙とお菓子まで届いたといいます。Twitterでは、プロならではの視点でミスに気付いた齊藤さん兄弟に称賛のリプライが寄せられ、また顧客の声に耳を傾ける山崎製パンの姿勢も「株が上がった」「素晴らしい」とポジティブに受け止められているようです。

今回の件について山崎製パンに事実確認を行ったところ、確かに「弊社お客様相談室にお電話を頂戴し、『ランチパック（はちみつ＆マーガリン）』の包装紙にプリントしたミモザアカシアからはハチミツが採れないことを教えていただきましたので、感謝のしるしとしてグループ会社のお菓子詰合せ製品をお送りさせていただきました」とのこと。

アカシアが表示されているパッケージは3月1日より販売されており、今後の対応については「ニセアカシアの白い花に変更した包装紙が出来次第、順次変更する予定です」「今後、同様のご指摘をいただくことがないよう、しっかり確認してまいります」としています。

引用：YAHOOニュース