はちみつとミツバチの知っておきたい事

はちみつをめぐる面白事件の数々

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はちみつ愛好家の皆さんに、ちょっとした雑学としてはちみつをめぐる事件の数々をお話ししますね。はちみつの話というと、どうしても私のブログのようにミツバチとの関係とか、どんな花から採取されたとかの話題になりがちですが、今回はちょっと違いますよ〜。

世界で起こったはちみつをめぐる事件をいくつかお話ししますね。恋人とのスイーツデートの時やお家のホットケーキタイムのちょっとした話題にぴったりですよ。

フランスで青色や緑色のはちみつが取れ始めちゃった話

  

Photograph by Vincent Kessler, Reuters、ナショナルジオグラフィック

はちみつといえば黄金色が定番ですが、フランスのアルザス地方で突然ミツバチたちが緑色や青色の蜜を集めて帰るようになったらしいんです。フランスのはちみつの品質基準で「植物の花蜜に由来し、色は無色に近いものから暗褐色」と決められているらしく当然売り物にならず、大問題になったんです。そこで原因を調査したら、びっくり。なんだと思います。

事件自体は養蜂家にとっては死活問題なのですが、原因を知るとちょっとほっこりとしてしまうんですよね。

実は、原因はあの有名なマース社のチョコレート「m&m’s」だったんです。

養蜂場から遠く4kmも離れた場所に廃棄物処理場があり、そこにこのm&m’sのチョコレートをコーティングするカラフルな砂糖衣が廃棄されていて、そこからミツバチが採取していたことが判明したんです。マース社も廃棄物処理工場も非はなさそうですが、急遽、ミツバチが採取できないように蓋をしたり撤去したりと対策をとったらしいです。ミツバチは花から蜜を採取するのが当然と思いがちですが、こんなこともあるんですね。ちょっとどんな味がするか食べてみたい気もします(ちなみに味は普通のはちみつと一緒だったそうです)。

日本でも、都市の屋上養蜂が盛んで、銀座なんかでも養蜂がされていますが、ミツバチたちは、ジュースの空き缶の残りからも糖分を採取してくるらしいですよ。

ピンチをチャンスに変えたて大成功したはちみつ事件:『ハチミツ盗難! 犯人は?』

以前フジテレビの番組アンビリーバブルで紹介された事件をご紹介しますね。以下原文通りです。

今から2年前の8月、トルコの高原地帯で盗難事件が頻発していた。 盗まれたのは、この高原で取れるハチミツ。 一般的に売られているハチミツは、1kg 約500円〜3000円程度だが、盗難被害にあったハチミツは、1kg 1万9000円の超高級品。毎年完売するほど地元では人気が高い。 生産は高原地帯に暮らす、およそ200軒の養蜂農家が担っていた。

犯人を突き止めるため、倉庫の前に巣箱を置き、監視カメラを設置。 そこに映っていたのは…ハイイログマ! 一頭だけではない、毎晩 何頭ものクマが現れ、好き放題 ハチミツを食い荒らしていたのだ。駆除するという方法もあるかもしれない、だがクマも元々この高原で生活する生き物。 こちらの都合だけで退治するのはおかしいと、セデフさんは踏みとどまった。そこでセデフさんは、パンや果物、安価なハチミツなど、アンゼルハチミツ以外の餌を用意。 だが、それでもクマはアンゼルハチミツを食べてしまうという。 このままでは、ハチミツの被害はとどまることを知らない。 売り上げも減少し、多くの養蜂家がモチベーションをなくしていた。 ついには、廃業を検討する人まで。

ハチミツ泥棒のクマに頭を悩ませていた養蜂家たち、そんな時、セデフさんはこれまでの対策から、あるアイディアを思いついたという。
クマがやってくる夜、暗闇の中で何やら準備をするセデフさん。 テーブルに並べられた器に、栗の花から取った栗ハチミツ、ハチミツの中でも最も一般的な百花ミツ、さくらんぼのジャム、そしてセデフさんの作る最高級のアンゼルハチミツを入れ、さらにリンゴも置き、クマが現れるのを待った。

数時間後、クマが現れた。 すると、他の器には目もくれず、セデフさんのハチミツを選んで食べたのだ! セデフさんは、自ら手塩にかけたハチミツの味には自信があった。 そこで、もしかしてクマが何度も来るのは、うちのハチミツの虜になっているからでは? と思い、この実験を思い立ったのだ。
別の日には場所を変え、ハチミツの順番を入れ替え、種類もプラスして同じ実験。 それでもクマは、セデフさんのハチミツを匂いで嗅ぎ分け、一番最初に選んだのだ。

セデフさんは、この実験の動画をSNSにアップ。 すると、この動画は瞬く間にトルコ中で話題となり、ニュース番組で紹介された。 さらに、全国紙にも記事が掲載され、インターネットを通して世界中に拡散された。 セデフさんのSNSには、『このハチミツはどこで買えるの?』『アンゼルハチミツは世界一』など、世界中からコメントが殺到!

これにより、地元での販売がほとんどだったアンゼルハチミツが世界中で認知されるようになり、海外からの取引依頼も殺到。 それにより、他の養蜂家たちのモチベーションもアップ。 さらに、新たに養蜂業を始める人まで現れた。 また、需要が高まったことで、今後、価格の上昇も期待できる。 採蜜がはじまる今年の夏が楽しみだ!

とのことでした。※以上はフジテレビのアンビリーバボーの番組からの引用でした。ピンチをチャンスに変えたアイデアが素晴らしいですね。

まとめ

以上2件のはちみつをめぐる事件をご紹介しました。これからも面白情報をお伝えしていきますね。

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