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はちみつに賞味期限は本当にあるのか
はちみつは賞味期限はないってよく聞くけど、果たして本当でしょうか?保存料も添加物も入っていない生物がそんなに長持ちするはずないと思っている人も、少なくないはずです。
それに、賞味期限のないはずのはちみつに、賞味期限が書いてあるのはどうしてなのか。そんな疑問にお答えしましょう。
結論からいうと、はちみつは基本的には腐りません。
その理由は、はちみつ自体に強い殺菌能力があるのと、水分がほとんどなく細菌が繁殖できない状態にあるからなのです。ただこれは天然のはちみつに限ります。
管理が悪かったり、使っている最中に瓶の中に異物が入ったりすると腐る可能性はありますので、絶対とは言い切れませんが・・・・
ではどんな時に腐る可能性があるかというと
●白砂糖や果糖ブドウ糖液糖などはちみつ以外のものが入っている場合。
●ハチミツの容器の中に、水分や異物が入ってしまった場合。
●色々な農場のハチミツが混ぜられているような場合。
ほんの一例です。はちみつのラベルの成分表や産地を見れば大抵のことはわかるはずです。
国内で販売されているはちみつの90%以上が海外からの輸入はちみつであり、しかも数カ国のはちみつをブレンドしたものが多く出回っていますので、注意が必要です。
しかし、ほとんどの場合は管理さえきちんとしていれば問題ないといえます。
はちみつの賞味期限は?
はちみつの賞味期限の記載はメーカーによって異なりますが、2~3年のものが多いでしょう。
適切に保存したはちみつであれば基本的には腐ることはないと言われています。
それでも賞味期限が記載されている理由は、日本の法律では食品に賞味期限をつけることが決まっているからなんです。
ただ、あくまで賞味期限であり、消費期限ではないので、ある程度品質や風味が落ちても十分食べることはできるのです。
はちみつのほかにも、塩や砂糖、昆布、梅干しなども保管方法をきちんとしている場合は賞味期限は関係ないと言われています。
記載されている賞味期限が過ぎても、腐るわけではありません。
はちみつを長く楽しむための保管方法
はちみつは常温保存しましょう。
はちみつは常温で保存する方法が一番いい方法になります。冷蔵庫保存ではなく、直射日光が当たらない湿気の少ない涼しい場所がいいでしょう。
はちみつは湿気を吸収しやすいので、流し台の下よりは、食器棚、戸棚などがおすすめで、湿気取りを置くなど除湿できるものがあればもっといいですね。
ちなみに、戸棚などの上の方に置くのが良いのは、はちみつの結晶化を少しでも防ぐ意味合いもあります。結晶化しても品質が落ちるわけではないので、湯煎したりすれば元に戻りますが、
結晶化しないに越したことはないので、結晶化する温度(15度以下ぐらい)になりにくい棚上がいいのです。
はちみつは匂いを吸収することがあるため、必ずフタは閉めておき、匂いの強いものは近くには置かないようにしてくださいね。
万が一結晶化してしまったら、40〜60度程度のお湯で湯煎すれば元に戻ります。高温過ぎると風味や成分に影響がある可能性があるのでご注意を。
結晶化についての疑問はこちらを参照→はちみつが結晶化したけど大丈夫?
はちみつ開封後の賞味期限、期限切れは食べられる?
はちみつはパンケーキやお菓子作りで頻繁に使いますが、賞味期限を気にしたことってありませんか?そんな気になるはちみつの賞味期限についてご紹介します。正しい知識を身につけ、もっとはちみつに詳しくなりましょう。
天然のはちみつを適切に保存すれば腐ることはありません。賞味期限はあくまで日本の法律上記載しているだけなので、賞味期限が切れても適切な保存の仕方をしているなら問題なく食べられるでしょう。ただ賞味期限が近づく従って風味は落ちていきます。
つまり見かけ上の賞味期限が切れても普通に食べて大丈夫なんですが、心配な人は加熱する料理などに砂糖の代わりとして入れるのもありですね。
一般的な砂糖と比べてカロリーは20%前後低いし、味に深みも出るのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。基本的に腐ることのないはちみつですが、適切な保管方法や管理方法でいつまでも美味しく頂くことができることがお分かりいただけましたか。
ただし偽物の混りものの多いものは例外ですので、購入の際には必ずラベルの成分表や原産国などをしっかりチェックしてからにしましょうね。
皆さんのはちみつライフが充実したものになりますように。