はちみつは、古代からその薬効が知られ、ほんの100年ほど前までは抗菌剤の代表だったんですよ。
ペニシリンをイギリスの細菌学者が発見して、その座を代わりましたが、それまでははちみつの持つ抗菌効果で多くの人が怪我や病気を癒していたのです。
他のページでもこのはちみつの薬効に関しては記載していますので、詳しくはそちらをご覧ください。→効果効能のページ
はちみつを家庭の常備薬・家庭医薬品に
話を戻しますね。こんなに抗菌剤としての薬効が高いはちみつは、古くから、いいえ、現代でも家庭の常備薬として用いられています。あなたの御宅ではどうですか?
単に、ホットケーキにかける甘味料としてだけで利用していたら勿体無いですよ。もちろん、それが無加熱の天然はちみつだったらですが。
そもそもはちみつが一番得意なのは、ホットケーキを甘く美味しくすることではなくて、強力な抗菌殺菌作用で風邪の菌などのばい菌を退治することと、あとは何か疾病のある粘膜を癒し修復することなんです。
その抗菌殺菌作用と粘膜修復作用のため、生活の中で密接に家庭医薬品として用いられてきた訳です。
例えば具体的な活用事例でいくと
- 歯の歯周病や歯槽膿漏の患部に塗り込む
- 口内炎や唇の荒れに塗り込む
- 火傷に塗ってガーゼで覆う
- 切り傷やすり傷に塗り込む
- 毎日少しずつなめて風邪予防や風邪を引いた時の栄養補給に
- 胃痛や胸焼けなどの胃薬として
- 目やにや目の疲労時に目薬がわりに
- ドライアイの時に目に潤いを与える目薬として
なんて使いかたもできるそうですよ。本当に立派な家庭医薬品です。しかも、本当の薬のように苦くないから子供でも嫌がらずになめてくれますしね。
※でも1歳未満の乳児やアレルギーのある人は避けてください。あとそれ以外の人も食べ過ぎには注意です。過ぎたるは・・・・です。
ふと思ったのですが、粘膜の修復に強い力を発揮するのであれば、例えば痔(切れ痔)や髭剃り後のヒリヒリ対策、女性ならデリケートゾーンのことなんかにも有効なんじゃないかな。
まだまだいくらでも応用していけば、生活の中のちょっとした怪我や痛みや不快を解消することができそうですね。
もっとはちみつの事を知りたい方は、私のブログを色々読んでみてくださいね。参考文献なども紹介しています。