はちみつとメイプルシロップの違い

日本ははちみつの後進国なのです

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市販されれいる多くのはちみつが偽物(熱処理加工されて本来のはちみつの成分や効能を失っていると言う意味で)であると言うことは既にお伝えししましたね。→こちら参照

ここでは、もう少しその加熱、非加熱について話していきましょう。

熱を加えていい基準があるのは日本だけなんです

「日本製」と言うと安心安全、高品質と言うイメージがありますよね。

でも、こと「はちみつ」にはそれが当てはまらないんです。明らかに、悲しい事に日本ははちみつ後進国なんです。

日本のはちみつへの品質基準は、世界の中でも特別ゆるく甘いのです。

その例として、日本では加熱処理に対しての制約や基準がないことがあげられます。

当然、生産性や加工性、効率性を考えると加熱した方が流通に早く乗せやすいため、多くの業者が加熱処理する事になるわけです。

結果、加熱処理されたはちみつは、酵素も殺菌抗菌効果もビタミンも破壊され、単なるはちみつ味の甘味料でしかなくなってしまいます。

はちみつへのリスペクトが足りないと言うか、どうして素晴らしいはちみつをここまで価値のないものにして販売するのか、またそれを許してしまう日本のはちみつ品質基準が存在するのか。悲しい事です。

公式の発表ではありませんが、国産のはちみつの98〜99%が加熱処理されたもののようです。

国産のはちみつを加熱処理してしまう原因

別のページでも説明していますが、改めてここでも繰り返しますね。

はちみつの一番安心安全な、天然に近い品質のものは「純粋はちみつ」と表記され販売されます。その純粋はちみつの品質基準は、

他のものを混ぜておらず、含有水分率23%以内のもの」となっています。養蜂場では、みつばちが採集してきた蜜を一生懸命お世話して熟成させていき、その過程で水分も蒸発していき自然と熟成した段階で含有水分率は23%どころか20%程度までになるのですが、それにはどうしても日数がかかります。その日数を待てない養蜂業者や加工業者が多いのです。

どうするかと言うと、工場でまだ熟成してしていないはちみつを高温加熱して水分を飛ばして、水分含有率を23%まで落として基準内にするんです。

これで流通させて良くなるのです。しかし、一番恐ろしいのは、この熱加工して本来のはちみつの効能を破壊されていても、規定では「純粋はちみつ」として販売していい事というです。しかも、熱加工したかどうかは記載義務がありません。

これでは消費者は、本物のはちみつかどうかわかりようがありませんよね。

そういった意味でも、日本ははちみつ後進国なんです。

ヨーロッパでは「加熱したはちみつは、はちみつとは呼べない」と言われるそうです。それぐらいはちみつへの認識が高いんですね。中国産では、日本に向けての輸出用のはちみつの多くがこの加熱処理をされてしまっているようですが・・・・

では、海外のはちみつならどうなんでしょう?

海外のはちみつといっても、

  • 海外で瓶詰めされ製品化されて輸入されたはちみつ
  • 海外で採集されて原料として輸入され、日本国内で加工瓶詰めされたもの

などがあり、それぞれで事情が異なります。

海外の多くのはちみつの基準は、水分含有率で見ても、日本が23%内であるのに対して20%と厳しいのが現実です。

ですから海外で瓶詰めされて、自国で販売されているはちみつ製品を日本が輸入しているものは非加熱の可能性が高いのですが、確実ではない判断基準なので、輸入元かそのお店に聞いてみることをお勧めします。

しかし、海外で採集されたとしても、日本輸出用に加工されたものや、日本に原料として輸入され日本国内で加工処理されたものは、その多くが熱加工処理されているので注意が必要です。

次の項で話しますが、日本国内のはちみつ自給率はとても低く、多くを輸入に頼っています。その多くは熱加工され、しかも複数の国、複数の蜜源から採取されたはちみつを混ぜてブレンドし販売されることが一般的なのです。

はちみつの国内自給率6〜7%。輸入先の第一位は中国!

日本は、90%以上のはちみつを輸入に頼っています。中国からの輸入量がダントツ一位です。

内訳は、中国産73%を筆頭に、アルゼンチン、カナダ、ミャンマー産と続きます。ニュージーランド産とかはマヌカハニーで有名ですが、量としては少ないのですね。

中国産というと、すべてがあまりよいものではないというイメージをもたれる方がいるかもしれませんが、そうとも限らないようです。確かに多くはそうなのでしょうが、中国国内で自家用に採取する場合は熱加工しませんし、中国産はちみつの中にも、広大な自然に育まれた良質なはちみつも存在するのです。要は、誰がどこからどのように輸入して、どう加工販売しているかを知ることが重要なのです。

どの国のどの養蜂場で取れたはちみつも、採れたては全て非加熱の天然純粋はちみつなのですから。

輸入品 = 悪いはちみつではない。むしろ良質なものが多いのです。

百貨店や専門店のはちみつコーナーに行くとアルゼンチンや欧州、ニュージーランド産など、さまざまな国のはちみつが並んでいますが、とくに中国産が多いという印象は受けませんよね。中国産の輸入は73%のはずなのに。実は中国産は市販のお菓子や飲み物など、産地の表示義務のない加工用に使われていることが多いのでそうなるようです。

一方、欧州やニュージーランド産は、ブレンドや加工されずにびん詰めされて、産地を明記して売られる場合が多いのです。

ただし、輸入されて日本国内で瓶詰めされるものは気をつけて

なぜなら、海外産のはちみつは日本で商品化されるまでの工程で、瓶詰めのため加熱されてしまうことがよくあるからです。

その鍵を握るのが、はちみつの結晶化なのです。

「買っておいたはちみつが知らないうちに固まってしまった」なんてことありませんか?それは、はちみつの主成分の1つであるブドウ糖が原因で起きる「結晶化」という現象です。

海外から貨物船で輸入される際に、大きな容器にはちみつは詰められてきますが、船内の温度変化の影響ではちみつは結晶化し固まってしまうそうです。そうなっては、日本国内で瓶詰めしようにも固形ですから作業ができません。

そこで、工場では、大きな容器ごと100度くらいの温風庫のなかに3日ほどいれて、どろどろに溶かしてから瓶詰めするのです。

このように海外で採れた時点では最高品質のはちみつでも、日本に届いて加工された瞬間から、本来のはちみつの成分が壊され、単なる甘味料になってしまうとは悲しいことです。

まとめ

こういっては身も蓋もありませんが、お奨めのはちみつは、生産者の養蜂場の直売所を探し、非加熱であることを確認した上で購入するのが一番だと思います。一度、信頼できる購入先を見つけたら一安心です。きっと通販もされていたりするでしょうし。

はちみつ専門店で取り扱っているから大丈夫、という考えもそれこそ甘いように思います。専門店でも全てが非加熱ではありませんし、スタッフが全員はちみつに精通しているとは限らないからです。

最初の一歩は手間をかけて、用心していきましょうね。

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