皆さん知っていましたか?
1匹のみつばちが一生かけて集めることのできるはちみつの量は、わずかティースプーン1杯分でしかないって。あの小さな体で一日中花を飛び回って、一生をかけて集められるはティスプーン1杯分が精一杯なのです。
そう思うと、はちみつひとさじひとさじがとても貴重で、とても愛おしいものに思えませんか。
初めてこの話を聞いたときは、私は涙が出そうに感動し、そしてみつばちが愛おしく、感謝の気持ちで一杯になりました。
虫の嫌いな方には難しいのかもしれませんが、今度、花の蜜を集めているみつばちに気が付いたら、このことを思い出して、応援してあげてくださいね。
ではミツバチの一生って?
ミツバチの一生は、わずか1ケ月。この一月の間に、それこそ一生懸命に働き続け、そして死んでしまうのです。思えば、働くだけのために生まれてきた子たちなのだと思うと切なくなってきます。でも、働くのは、自分たちの種を残すため、生き抜くためなんですよね、
そう思うと、どんな昆虫も、動物も生きるために必死なんだと思います。
人間ぐらいです、退屈だとか暇だとか、ゲームに三昧、グルメ三昧と、甘い生き方をしているのは。※ごめんなさい、人間全員がそういうわけではないですね。必死に生きている人々も大勢います。
実はミツバチは生まれてからずっと、花の蜜を集めるために飛び回っているわけではないんです。
生まれてからの日数で役割が徐々に変わっていくんですよ。
(社)日本養蜂協会HPデータ引用
巣の外に出て自由に飛び回って蜜を集めるのは1ケ月の生涯のうち、後半の10日程度なのです。
でも、面白いですね、生まれたては内勤で、大きくなると外勤になるなんて。
その外勤の蜜集めでは、1日あたり2000〜3000個もの花を回ります。みつばちには自然界のポリネーター(花粉交配)としての役割もあるのですが、蜜や花粉集めをやることで、1日2000〜3000個の花の受粉をサポートしていることになるそうです。
私たち人間(正確には様々な生き物)は、このミツバチが受粉してくれることで、多くの果実や木の実、野菜を食べることができているのです。
データでは、私たち人間が口にする70%以上の食料はこのミツバチのおかげでできていると言われています。
また、もし自然界からみつばちがいなくなったら、私たち人間はもちろん、多くの動物、昆虫、植物が死滅してしまうとも言われているんです。
小さな小さな命ですが、この小さなみつばちに、地球上の多くの生物が生かされているんですね。
本当に感謝しなければいけません。
1ケ月の生涯を生き抜いたミツバチは、巣からポトリと落ちて死んでいくのです・・・・・