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養蜂に挑戦!vol6.養蜂箱を設置して4週間目編(動画あり)

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養蜂に挑戦

日本ミツバチの養蜂に挑戦しようと養蜂箱を設置して、はや1ケ月あまりが経ちました。この3週間ほどはコロナの影響で不要な外出は控えていたのですが、流石に気になり点検に行ってきました。今回は、その時の様子を報告させてもらいますね。

季節はもう初夏を迎えていました

流石に3週間ほど離れていたら、季節は大きく移り変わっていました。設置した頃は、0度近くにもなり、しばらくこれはミツバチも出てこないなーと思っていたのですが、それから1ケ月をすぎると、なんと気温は20度を超える日も。地域によっては夏日に近い気温になるところも。この風吹く丘も、季節はすっかり初夏の様子に様変わりしていて驚きました。木々が一斉に芽吹き、新緑が眩しいくらいです。

養蜂箱を設置させていただいているブルーベリー農園さんのブルーベリーも開花して6分咲きといったところ。花に誘われてたくさんの昆虫が集まってきていました。

今のここの主役はクロマルハナバチ。このハチは、ミツバチではなく、花粉を集める種類のハチで蜜は集めません。性格はとても大人しく滅多に人を刺すこともないのですが、見た目が黒く、ミツバチの3倍ほどの大きさなので、少し怖がられている存在かもしれません。このハチもミツバチと同様に個体数が激減していて、絶滅が懸念され始めている種類のようです。

肝心のミツバチ はいるのだろうか?

クロマルハナバチは確認できました。ではお目当ての日本ミツバチはいるのでしょうか?写真には収められませんでしたが、花壇の方ではおそらく日本ミツバチと思われるハチが蜜集めをしていたので、いるにはいそうで安心しました。

この養蜂箱を設置して、「待ち箱ルアー」という日本ミツバチを誘引するフェロモン剤を使ったとしても必ず日本ミツバチが引っ越してきてくれるとは限らないのです。そもそも彼女たちがいるかいないか。いない所にいくら設置しても、魚のいないプールに釣り糸を垂れるようなものですから。

あとは運ですね。あとは祈るだけです。リミットはこの5月中旬と言ったところかもしれません。その頃でほとんど引越し作業は終わってしまうようです。

ここからは少し話が飛んでしまいますが、ミツバチつながりで受粉の話をさせてください。

ブルーベリーの受粉は大丈夫ですか?

この記事を読んでいる人の中には自宅でブルーベリー栽培を始めた方もいるかもしれませんね。今はネットでいくらでも栽培方法が検索できるので、何もここでいう必要はないのですが、せっかくですから少しだけお話ししておきますね。

ブルーベリーも受粉が当然必要な植物です。ただ、受粉させるためには、必ず2本以上の木が必要なことが実はあまり知られていません。ブルーベリーの実がならないと悩んでいる方のほとんどが、1本だけ買ってきて育てている、というパターンと、全く同じ品種を2本、といったパターンがほとんどです。
ラビットアイを植え付けるなら、ラビットアイ系統の中から別品種を2本以上一緒に植える必要があるのです。最近は品種改良で自家受粉といって1本の木で受粉可能な品種も出てきているようですが、ほとんどがまだ前者でしょう。

あと、たくさん花は咲くけど、実がなるのが1粒2粒程度しかない・・・。という方。その場合は、

❶高層階のマンションのベランダで栽培していて受粉してくれる昆虫が来れていない。

これが意外に多いのです。これは何もブルーベリーに限らずいちごやトマトなど受粉が必要な植物を育てていて、これに気づかないことが多いんですね。心あたたりがある場合は、例えば耳掻きのもふもふの部分を使って自分で受粉をしてあげる必要があります。

都会にもミツバチは暮らしていますが、圧倒的に数は少ないのが現実。そして田舎でも実は近年ミツバチが激減しているので、意外に田舎でも受粉が十分にされていないケースもあるのです。私の自宅も比較的自然の多いところにありますが、本当に訪れるミツバチの数が減少してきたと感じます。

❷水やりや栄養が足りない。

まあ、これは論外ですよね。お世話が出来ていないということですから。しっかりお世話してあげましょう。ブルーベリーは水をたくさん欲しがる植物です。

❸土が酸性土になっていない。

ブルーベリーは酸性の土を好みます。苗を買ってきた際に一緒にピートモスを土に混ぜて植え付けるといいのですが、最悪これをしなくても実はなってくれます。

いちごも受粉が大切です

少し先にふれましたが、いちごはとても受粉が必要な植物です。いちごほど、受粉がちゃんと出来ているかどうかが果実の出来に如実に現れる植物もないかもしれません。マンションのベランダでいちごを育てようと挑戦される方は多いのではないでしょうか?小さな子供がいて、出来立てのいちごを見せてやりたいとか、女性が可愛いいちごを育てたくて・・とか。お水やりは一生懸命するのでしょうが、意外にこの受粉作業を見落としていることがほとんどなので、花が咲いたら、まず自分で(お子さんと一緒にやってもいいですね)100均で「もふもふのついた耳掻き」を買ってきて受粉をしてあげてください。

まとめ

少し話がずれましたが、はちみつ好きな方にもミツバチが人間にどれだけ貢献しているかを知って欲しくて少し触れさせてもらいました。

最後に今回の養蜂箱点検の様子を動画にしておきましたので、よければご覧ください。クロマルハナバチも登場しますよ。それでは、また次の点検まで。

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