目指せ週末養蜂家!

養蜂に挑戦 暑さとスズメバチ対策編。

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季節は8月もはじめ。お盆前です。遅い梅雨明けから一転、猛暑が続いています。養蜂初心者の私にとって、この暑さの中でミツバチたちにどうしてやればいいのかちんぷんかんぷん。とにかく、養蜂箱は木陰になる場所に置いてあるし、箱自体40mm以上の厚さがあるので少しぐらいの日差しなら防げるはずだと思うのですが・・・。心配です。

それに、8月になるともう一つの心配事が。それは、怖ーいスズメバチの来襲です。それもオオスズメバチ。昆虫界の王座に君臨するオオスズメバチは、必ずミツバチの巣を襲ってくるらしいのです。狙いは、ミツバチ自体の捕獲と、幼虫やはちみつです。人間にはちみつやロイヤルゼリーなど沢山の恵をもたらしてくれるミツバチですが、昆虫界の食物連鎖の中では底辺にいる弱い生き物なのです。多くの昆虫から狙われる運命にあるのです。例えば、カマキリやクモ、ムカデやスズメバチから狙われるのです。

もちろん、ミツバチも集団戦法という闘う術を持っていますが、徹底抗戦できるほどではないのです。ですから私たち人間が守ってあげる必要があるのです。そのかわり、お礼にはちみつをいただく訳ですが(笑)。

ミツバチを守るため新兵器を投入!

そこで、今回は新兵器を投入することに。

ジャーン。暑さ&スズメバチ来襲対策巣箱だーい。トゥルトゥルットゥルー。

木の板が飛び出ている方が正面で、7mmの隙間が開けられています。そして、残りの3方は黒い金属の網が取り付けられていて、ミツバチが出入りすることができます。この巣箱台がどんな凄い効果を発揮するかというと、

❶スズメバチが正面から攻めて来ても、入り口をかじって中に入ろうにも、金属だからかじれません。なぜか、スズメバチは正面の入り口だけを攻め、その入り口の上側しかかじらないという習性があるらしいのです。スズメバチが正面に陣取っても、他の3方から出かけることが可能になります。

❷正面と残りの3方にも隙間ができることで中に風が通るようになります。それによって、巣箱の中が高温になったり蒸れたりしにくくなります。

❸巣箱下に風が通ることで、巣から落ちるごみが風で外に飛ばされて、ゴミが溜まりにくくなります。ゴミが溜まり難いとミツバチの巣を食い物にする「スムシ」という虫が付きにくくなり安心です。

のような効果があるんです。最強です。

そして、ミツバチには関係ありませんが、私たち養蜂する側のメリットとして、板がスライドして動くので、実は巣箱の中を容易に見ることができるようになるんです。前に書きましたが、これを設置する前は、巣を傾けて、そこからマイクロスコープを差し込んで見なければならず、大変苦労していたんです。

ちなみに、取り付け後に下から写した写真がこれです。※写した後はちゃんと板を元に戻して蓋をしておかないと大変なことになるので注意です。

天井についている黒いドーム状のものが巣です。黒く見えるのは全てミツバチです。まだまだ巣が小さいですね。長い梅雨のせいで十分蜜や花粉を集めることができなかったのが原因でしょう。普通ならこの3倍以上になっていてもおかしくないのですが。

最強の巣箱台の上にミツバチ の養蜂箱を置いてみた。

いよいよ養蜂箱を置いてみます。流石に1人では無理で、もう1人手伝ってもらってやっと設置完了です。できるだけ素早く、でも優しく作業を行って、できるだけ日本ミツバチに刺激やストレスを与えないようにします。いつまでもダラダラとそして手荒くやってしまうと、この巣箱に嫌気がさして、引っ越してしまうかもしれないのでドキドキです。

こんな作業をしていても、ミツバチが怒って攻撃してくることはありません。日本ミツバチはとても穏やかな優しい蜂なのです。

いかがですか。地面からも少し離れることで、他の虫からの攻撃なども防げそうです。それに涼しそうですよね。

これだけの移動なのに、巣に帰れず迷うミツバチが続出!

私自身、養蜂が初めてだし、ましては巣箱に何か手を加えるのも初めてだらけなので、何をするにもドキドキですし、驚きの連続です。え〜そうなんだーと学ぶこともとても多いのです。

今回台を取り付けしてみて分かったことが一つ。台をつけたことで、出入り口(巣門と言います)が30cmほど上に上がっちゃたんですが、たったこれだけの変化で、巣に入れないミツバチが続出したんです。この台を取り付ける前に、蜜探しに出かけていたミツバチにとっては、知らない間に台が取り付けられて、入り口が少し上になってしまっているんですから仕方ないかもしれません。

もし、目で見て視覚だけに頼っているならすぐに入り口は分かったはずです。巣箱自体、左右前後には1cmも移動していないのですから。なのに、入り口が分からず、前の入り口があった高さのところでブンブンとホバリングして入り口を探しているんです。きっと巣に戻るときには、方向や高さなどを感覚的に覚えていてそれを頼りに戻ってくるのでしょう。

それでも、しばらくすると、出入り口から蜜探しに出かけるミツバチが出てくるのをみて、ようやく出入口がわかり、巣に戻っていくようです。安心しました。

まとめ

今回、とにかく暑さとスズメバチ対策として巣箱台を導入してみましたが、これで本当にオオスズメバチの来襲に効果があるのか。一抹の不安を覚えながら、今日のお世話を終えることにしました。

自然界に生息する日本ミツバチのお世話をするということは、その食物連鎖の中でミツバチの置かれている位置付けを目の当たりにしながら、それに抗うようにお世話をするということ。オオスズメバチにとってみれば、人間が余計なことをして!と怒っていることでしょう。

少し例えが悪いかもしれませんが、例えば、蜘蛛の巣にかかった蝶々を可哀想だからと巣から助けてやるようなものかもしれません。蝶々を助けることは、一生懸命蜘蛛の巣を作ってようやくかかった獲物を逃される蜘蛛の立場からすれば、本当に迷惑な行為甚だしいことでしょう。人間は綺麗な蝶々を助けたことで自己満足に浸れるでしょうが、自然界の食物連鎖を断ち切って邪魔をしていることに気づかないのです。養蜂がそれと同じだとは言いませんが、何か人間の罪深さを感じずにはいられません。

ある意味、食物連鎖の頂点に立っている人間の業といったところでしょうか。

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