マヌカハニーの脅威の力

あのニュージーランド産マヌカハニーからまさかの残留農薬が検出された!!

投稿日:

はちみつ愛好家なら誰でも知っている、そして強い抗菌効果のためこのコロナ禍のもと大変な人気となっているマヌカハニー。ニュージーランド政府の厳しい品質管理の元、マヌカの木に咲く花からミツバチ達が集めてくるとても高価なはちみつです。

強い抗菌作用を持つ理由は、マヌカハニーが「メチルグリオキサール」という成分をを豊富に含むから。ニュージーランドの先住民であるマオリ族が、風邪や様々な病気の治療にマヌカハニーを利用していたことでも有名です。

そのマヌカハニーからまさかの残留農薬が検出されたというニュースがYahooに掲載され驚きです!

マヌカハニーというと、世界中の養蜂家の中でも、特に厳しい品質管理がされ、その抗菌高価も政府の認める検査方法で数値化されていて、確かな効果への信頼の高いはちみつです。養蜂家の多くがミツバチの病気対策として使用する抗生物質もミツバチに与えることを禁止しているほどです。

さらに、マヌカの花からミツバチが集めたマヌカハニーは、もちろん無添加無加工、熱処理なんて持ってのほかです。多くのはちみつの中で、このニュージーランドのマヌカハニーは、私の一番信頼しているはちみつの中の一つといってもいいです。

そのニュージーランド産マヌカハニーから、発がん性が疑われ各国が使用禁止に動いている除草剤「グリホサート」の成分が検出されたことがわかったというから驚きです。

以下は、少しYahooニュースの記事を引用させていただきますね。

2割から検出
そのマヌカハニーからグリホサートの成分が検出されたと7月下旬に報じたのは、ニュージーランドの国有テレビ局TVNZ。情報源は、同国の第一次産業省がまとめた調査報告書。調査は、精製前の蜂蜜と同国内で販売されている蜂蜜製品を対象に、2015~16年と2019年の2回にわたって行われた。

1回目の調査では、全国から集めた300サンプルの残留農薬を検査。その結果、全体の22%にあたる67サンプルからグリホサートを検出。そのうち5つのサンプルは、政府が定めた国内向けの残留基準の上限(0.1mg/kg)を超えていた。いずれも精製前の蜂蜜だった。

300サンプル中、マヌカハニーと、マヌカハニーが含まれていると見られるブレンド品は合わせて116サンプル。その16%にあたる19サンプルからグリホサートが検出された。残留基準を超えたものはなかった。

2回目の調査は、国内向けのマヌカハニーの製品に絞って行われ、全60サンプル中、18%にあたる11サンプルからグリホサートを検出した。残留基準を超えたものはなかった。

汚染源は農場や牧場
報告書は、蜂蜜からグリホサートが検出されたのは、グリホサートを使用している農場や牧場の近くに巣箱を置いたことが原因と指摘している。グリホサートが検出された蜂蜜の多くが、農場や牧場に植えられることの多い、クローバーや牧草用の草花の花蜜を原料としたものだったためだ。

マヌカハニーに関しても、グリホサートが検出された製品は、マヌカの花蜜に他の草花の花蜜が一定量混入した「マルチフローラル」と呼ばれるブレンド品に多かったことから、やはり農地に比較的近い場所に巣箱を置いた結果、ミツバチがグリホサートのかかったクローバーや牧草の花蜜を集めてしまったためと推測している。

「安全」も、消費者の反応を懸念
現地の事情に詳しい日本の輸入業者によると、農薬汚染に敏感な養蜂業者は、ヘリコプターを使うなどして、農薬汚染の心配のない山奥に巣箱を設置するという。逆に、安全意識が比較的低い養蜂業者は、農薬汚染のリスクを承知で作業が楽な場所に巣箱を設置し、結果的にグリホサートが蜂蜜に混入してしまうという。

報告書は、市販の蜂蜜製品からは政府の残留基準を上回る量のグリホサートが検出されなかったことから、同国産の蜂蜜の安全性に問題はないと強調している。しかし、報告書は同時に、グリホサートが残留している蜂蜜に海外の消費者が拒否反応を示すリスクも指摘している。

欧米で禁止相次ぐ
グリホサートは世界で最も使用量の多い除草剤。しかし、2015年、世界保健機関(WHO)の外郭団体である国際がん研究機関(IARC)が「ヒトに対しておそらく発がん性がある」との結論を下し、危険度を示す5段階評価で2番目に高い「グループ2A」に分類したのを機に、使用を禁止したり規制したりする動きが急速に広がっている。

食品の安全に敏感な欧州では、フランスが昨年、グリホサートを有効成分とする一部除草剤の販売を禁止。ルクセンブルクは今年中にグリホサートを全面禁止にする予定で、ドイツも2023年末までに使用禁止にする計画だ。

日本でも、グリホサートは農業や公園の除草、ガーデニングなど様々な場面で使用され、学校給食用のパンや国産大豆などからの検出も相次いでいる。

しかし、政府による使用規制強化や禁止の動きは今のところなく、消費者の間で不安の声が高まっている。

ニュージーランド政府の定める農薬残留基準以上には検出されなかったのでいちよ安心

ニュージンランド政府が定める安全基準はクリアしているようなので、ひとまず安心してマヌカハニーを食べてもいいようですね。それでも、これからは、マヌカハニーでも「マルチフローラル」=「いわゆる多くの花から集められたはちみつ」と表示されているものは避けた方がいいかもしれません。

しかし、今やこの地球上で農薬や工業排水、大気汚染など環境ホルモンの影響を受けていない国やエリアは皆無と言っていい状態です。多かれ少なかれ、検査をすれば何らかの有害なものは混入している可能性があるのです。本当に微量の検出で体に影響がないというなら、あまり気にしすぎるものよくないように思います。そんなことばかりに気を取られるとノイローゼになってしまいそうです。きっと残留農薬より、そちらの方がよほど体にはよくないでしょう。

色々なニュースや噂に惑わされないで

人間はとても噂や評判、ニュースや記事に惑わされやすい生き物です。ウコンがいい、ゴボウがいい、桑の葉がいい・・・・そんな特集が出るたびにみんなそれに飛びついてしまいます。逆に、飽きるもの速いし、悪いニュースならすぐ離れてしまいます。自分で信頼できる情報を得て、自分で考えることをしなさすぎるのです。

今の世の中は、多くの情報があふれ、中にはフェイクニュースだったり、1人の人が呟いたうそや勘違いがまことしやかにまるでそれが真実であるように拡散されてしまいます。だからこそ、惑わされて、右往左往するのではなく、しっかりと自分の信念をもち、情報を判断していくことが大切になっています。

今回のような、マヌカハニーの残留農薬の件も、この記事のせいで全てのマヌカハニーが悪い!と一気に離れてしまうのではなく、「じゃあ、安心なマヌカハニーはどんなものか、どこから手に入れられるのか」を自分から調べていけばいいのです。

自分の身は自分で守る。それが大切です。

-マヌカハニーの脅威の力

Copyright© はちみつは太陽とみつばちからの贈り物 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.