目次
- 1 食用花粉(花粉荷ともいう)「ビーポーレン」って知っていましたか?
- 2 正に天然のサプリメントと言ってもよいぐらいのスーパーフードに変貌するのです。
- 3 ビーポーレンに期待できる効能
- 4 ビーポーレンは食用としての味はどうなのでしょうか?
- 5 ビーポーレンを有効に摂取するためのアドバイス
- 6 ビーポーレンを摂取するときに注意して欲しいこと
- 7 まとめ 以上、太陽とみつばちからの贈り物である「花粉荷=ビーポーレン」の紹介でした。 健康と美容のためには、とても素晴らしい食品であることはご理解いただけたかと思いますが、最後に注意ましたように、単なる嗜好品ではありませんので、自分に合うものかどうか、赤ちゃんがいないかなどちゃんと考えた上で利用することが重要ですね。
食用花粉(花粉荷ともいう)「ビーポーレン」って知っていましたか?
ビーポーレンとは、知る人ぞ知る完全栄養食と言われるぐらいすごいスーパーフードのことを言います。
「Bee(ビー)=蜂」「Pollen(ポーレン)=花粉」と、名前の通り「ミツバチの花粉」、つまりミツバチが集めてきた花粉のことを言います。
花粉というと、花粉症などで悪者のように言われていますが、本来花粉というのは植物の卵のようなものなので、とても豊富な栄養素を含んでいるものなのです。
みつばちは、花から集めた花粉を、自らの足に団子のように丸めた花粉を巣へ持ち運び、自分たちや幼虫の食糧とするため、貯蔵庫である巣房(すぼう・ハチの巣の内部に作られる六角形の小部屋)で花粉団子にして保管するのです。
ひとつの巣房に20個ほどの花粉だんごが保管されます。ある程度の年齢の人なら、アニメの「みつばちハッチ」の中のシーンで見たことがあるかもしれませんね(笑)。
●1匹のみつばちが1回の飛行で集めてくる花粉団子の重さは2個(両足分)合計で平均15~38mg
●ひとつのみつばちの巣で集められる花粉団子の重さは1日あたり0.1kg~1kgもあります。
みつばちは、まず集めてきた花粉荷にはちみつを塗り保存性を高めるそうです。
その後保管庫に貯蔵するわけですが、あたたかい巣の中でこの花粉荷に乳酸菌などが付いていて発酵が進み、やがて「蜂パン」と呼ばれる発酵物に変化するのです。みつばち達はこの発酵した蜂パンを自分たちの食料にしたり幼虫に与えるのです。
この発酵した蜂パンのことを「ビーポーレン」というのです。
正に天然のサプリメントと言ってもよいぐらいのスーパーフードに変貌するのです。
ビーポーレンには、ビタミン類やミネラル類、タンパク質、アミノ酸、など、97種類にもおよぶ豊富な栄養素が含まれています。他のブログでも紹介しているプロポリスやローヤルゼリーと比べても、非常に高い栄養があることで、天然のサプリメントやパーフェクトフードなどとも呼ばれています。
ミツバチたちは、このビーポーレンを食べて、ローヤルゼリーを生み出しているのですから、その栄養価の高さがうかがい知れるというものです。
【ビーポーレンの主な栄養素】
・18種類のビタミン類(ビタミンA、C、E、葉酸など)
・22種類のアミノ酸
・消化を助ける酵素(アミラーゼ、カタラーゼ)
・フラボノイド類(ルチンなど)
ビーポーレンに期待できる効能
主に期待できる効能として
・アンチエイジング
・便秘解消
・貧血予防
・免疫力向上
があげられます。
さらに、ビー・ポーレンの効能で注目されているのが「花粉症や喘息を改善する抗アレルギー作用」です。
花粉症の方にとっては、「花粉=体に悪い」というイメージが強いかもしれませんが、ミツバチが集める花粉はスギ花粉とは種類が異なるため、体内でアレルギー反応をおこさないともいわれています。しかし、アレルギー反応はひとによって千差万別です。100%大丈夫というものはありませんので、注意は必要です。
ビーポーレンは食用としての味はどうなのでしょうか?
味はほんのり甘く、香ばしさも感じられるようです。はちみつが塗られていますし、お日様の光をたっぷりと浴びた花粉ですから香ばしいのかもしれませんね。
噛むとポリポリと少し固い食感なのですが、食べ方はヨーグルトやサラダにトッピングして楽しんだり、シリアルと混ぜたりする人が多いようです。ホットケーキやスムージーにふりかけてもいいですね。上級者にもなると、シンプルにこれだけを食べて楽しむこともあるようですよ。
だいたい1日摂取量の目安はティースプーン1杯分です。
食べ過ぎはどんな食品でもよくありませんから、注意しましょうね。
あと、料理の時に注意しておきたいのが、あまり熱いものに直接使用しないこと。ビーポーレンは熱に弱く、加熱されると栄養素のビタミンやミネラルが壊れてしまうそうです。せっかく栄養価の高いスーパーフードを最後の最後に熱を加えてしまい台無しにしては、もったいないですし、なによりもミツバチ達に申し訳ないです。ですから購入の際には、非加熱と記載されているものを選びましょう。
ビーポーレンを有効に摂取するためのアドバイス
花粉は固い殻に覆われていて、本来のその成分を完全には消化することが難しいものらしいです。
かといって、ごまのようにすり鉢でごりごりと殻を割るわけにもいきませんよね。
そこで、次のような2つの方法が有効だと言われています。ぜひ、試してみてくださいね。
1)ヨーグルトに混ぜて発酵させてから食べる
ヨーグルトの乳酸菌の力で花粉の殻が開きやすくなるそうです。混ぜてから約15分程度待つといいそうなので、食事の準備で先に、ヨーグルトに混ぜておくと丁度いいかもしれません。このとき、ハチミツも一緒に加えるとより発酵が促されるそうですよ。
2)ハチミツと一緒に練る
ビー・ポーレン2対ハチミツ1の割合で練り合わせ、約1週間、毎日少しずつかきまぜて発酵をさせます。
そうすることで、ハチミツにビー・ポーレンの栄養を溶けこませることができるそうです。はちみつ自体スーパーフードなのに、これにビーポーレンの栄養素まで加わったら超スーパーフードになってしまいますね(笑)
ビーポーレンを摂取するときに注意して欲しいこと
天然のサプリメントといえど、やはり食品である限り注意すべきこともいくつかありますので、必ず下記を読み理解したうえで利用しましょう。
●アレルギーへの注意
・蕎麦やリンゴなどの食物アレルギーを持っている場合は、ビー・ポーレンを購入する店にアレルゲンとなる食物の花粉が含まれていないか確認が必要です。
●アナフィラキーショックへの注意
・1度でもハチに刺されたことがある人は、蜂毒への抗体ができている可能性も否定できません。摂取する際には医師に相談した方が良いでしょう。。
●ボツリヌス菌への注意
・ハチミツと同じく、ボツリヌス菌による乳児ボツリヌス症を発症する危険もありますので、1歳以下の乳児が摂取するのは厳禁です。
まとめ
以上、太陽とみつばちからの贈り物である「花粉荷=ビーポーレン」の紹介でした。
健康と美容のためには、とても素晴らしい食品であることはご理解いただけたかと思いますが、最後に注意ましたように、単なる嗜好品ではありませんので、自分に合うものかどうか、赤ちゃんがいないかなどちゃんと考えた上で利用することが重要ですね。
みなさんが、この贈り物で健康的でいきいきと、美しく生活できることを願っています。